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長陵同窓会会長 大 沼 保 義
「次なる百周年に向かって」
同窓生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 先ずもって、三月十一日突如として襲いかかった東日本大震災でお亡くなりになった方々、被災された同窓生の皆さんに、衷心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。 このたびの災害は人的、物的いずれにおいても、あまりにも被害甚大故に当初計画していた創立九十周年の取り扱いには様々なご意見がありました。
しかし過度の自粛は経済を萎縮させ、このままでは復旧支援もままならないとの声が澎湃(ほうはい)として起こりました。そして最終的には、同窓会総会を予定通り行い、その後、厳粛に記念式典が挙行され、記念講演も好評裡に終了することが出来ました。
また中止となった祝賀会に代わり、同窓生と関係者による情報交換会が開かれ、仙台長陵会をはじめとする被災地域の皆さんも大勢駆けつけて下さいました。更に節目の年にふさわしく、二年前に設立が決まったスポーツOB会も、その発足を見るに至りました。そして、かつてない二百四十名を越える皆さんが集まり、復興を支援するための多額の義援金も集まりました。
あらためて十六回卒と三十八回卒の当番幹事の皆さんに御礼申し上げます。
今年の冬は、昨年夏の猛暑の反動の如く、大雪にみまわれ、桜の開花もおよそ一週間遅れとなりました。
式典当日の五月一日は、まさにこの日を待ちわびた如く、九十年を寿ぐが如く、長陵の桜並木が爛漫と咲き誇りました。
その美しさは高雅にしてたおやか、清澄にして爽快、そのたたずまいは暗くて長い冬を乗り越えたまさに復活の象徴のようでありました。
お陰様で記念事業もほぼ計画通りに終了致しました。東北随一の環境を誇る母校が、更なる百周年に向かって隆々発展しますよう願ってお礼の挨拶と致します。
(平成23年度「長陵同窓会報第45号」より転載) |